3ヶ月だけください

毎回1つのお題に4人のブロガーが答えていく期間限定ブログ

他者との関わりは新しい人生の可能性をひらく

「自分」という一本道

チェコさんのこれ読みまして。only3months.hatenablog.com

人生が大きな一本道だとして、自分の中央道ををぐんぐん進んでいっていると、都度、人生の分岐点が高速のインターチェンジみたいな感じでやってきます。最終ゴールはなんとなく見えてる(北か南か、くらい)ので「こっちかな」と思ってウィンカーを出し乗り換えて行くわけですけど、自分一人だけで生きている範囲で選べる乗り換えルートって、すごく限られてしまう。

わたしはわたし自身で見つけて書き込んできた地図しか持っていないけれど、そうではない他者と出会い、地図を見せてもらうことで、思いつかなかった行き方があったり、知らなかった道を発見できたりする。行ってみた先が楽しいところなのかそうでもないのかは行ってみないと分からないけど、「選べた」ことに意味があり、失敗も含めて価値がある、と思っています。

じゃあなんで「選べた」ことに価値があるの、って考えたんですけど、「ひとりで見つけた地図だけじゃ飽きるから」なのかもしれません。わたしは退屈に耐えられないから、何かを選んで、変えていきたい。変えていくこと、変わっていくこと、変えられていくことは刺激的で、予測が出来ないからこそ、面白い。

主体的に生きているつもりでも、どこかで「誰かに自分を変えてもらいたい」「新しい地図を与えてもらいたい」と思っているのかもしれません。

他者の存在を借りて実験をしてみる

ちょっと話が変わりますが、今回の試みについて。
何度か書いていますが、わたし自身、こうやって思ったことについて書くのは子供の頃からずっとやっていて、ルーツは「作文」です。作文なのでお題があればもちろん書けるし、お題がなくたって「こんなこと考えたので、書いた」っていう感じで何でも書く。端書きから本気のエントリ、お金をもらって書くコラムまで、全部が自分の一部で変化の記録です。

誰かに読んでもらいたいとか伝えたいというのはわりと後付けで、「思ったことを言語化する」ことが、わたしにとってはとても重要であり、そのプラットフォームがブログだろうと同人誌やTwitterだろうとかまわなくて、死ぬまで続けることなんだと思います。

なので誰かと一緒にやる必要はまったくないし、自分のブログも振り返るともう8年(!)、頼まれてもいないのに、しかも最初の頃は誰が読んでいるかすら分からなかったのに、ただひたすら自分のために、書き続けてきたんだけど、じゃあこうして誰かと一緒にやってみようと思った理由は、チェコさんと同様に、実験のひとつ。

他者との関わりで自分がどう変わるか、変わっていくか、変えられてしまうことはあるのか、その実験です。とはいえ同時に「そんな簡単には変わらないぞ」と思えるほどにわたしは自分を磨き上げてきていて、とても強固な自我がある。

むしろそうでないと書き続けることは出来なかったし、今回のこともやってみた結果、「ああ、やっぱり変わらなかったな」ってなるかしれない。それもまたひとつの結論になるんだと思うのですが、まずやってみないことにはね。

コラボレーションの意図、「解体」と「研磨」

そういう意味では、「他者との関わり」つまりコラボレーションすることはそれぞれが毎回新しい実験で、実験結果を照らしあわせてまた次の新しい実験の企画を立て、自分という個の強度を高めていくことが人生の楽しみのひとつなのかもしれないなーと思います。

そしてチェコさんが「解体」を意識しているのだとしたら、わたしが本企画に期待するのは「研磨」です。より強く硬いものにぶつかって、磨かれたい。そのためには、他者の力が必要でした。

そんな様々な思惑ありつつ、本企画は始まったのですが、それでもやはり個人プレイの人たちの集まりなので、まだまだコラボレーション感が弱い気がしています。

このへんどうなんですかねえ。もうちょっと共作感が出せるといいんですけど……。
アドバイスなどあったらぜひ。

今日はそんな感じです。
チャオ!

著者プロフィール

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ブロガー/ライター/会社員

酒と読書とおいしいものでできています


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